いつも投稿を見てくださってありがとうございます。
今回の「大人になっていく皆さんに伝えたいこと」は、私の人生経験から得たものが中心となって書かれています。共感できる内容もあれば、出来ない内容もあること思います。それらをご了承の上お読みください。
まずは知っておいてほしい2つのことをお話しします。
一つ目は
10代後半から20代後半は、環境が目まぐるしく変化する
ということ。
10代後半から20代後半までは、大きな変化をいくつも経験することになります。
高校卒業時は、実際にどのような変化が起きるのか想像できないと思いますが、就職、人によっては結婚、子育て、マイホームの購入などが、この10年の間に起きる大きなイベントとなるでしょう。
また学生から社会人になることで、親に守られる存在から自立した一人の人間として、自分の行動に責任を持つことも求められます。
変化に上手く向き合い、対応していければ、皆さんが今現在、望んでいる人生になる可能性は高まります。
しかし変化を過度に恐れたり、上手く対応できないと、その可能性は低くなります。
その結果、他人と比べて嫉妬し、またすぐに人を批判する、いわゆる「ああいう大人になりたくないよね」と、いう大人になっていきます。
そうならないためにも、後ほどお話しすることを知っておいてほしいと思います。
二つ目は
高校卒業時からすでに分かれ道が始まっている
ということ。気づいている人もいるかもしれませんが、高校卒業時からそれぞれの道が始まっています。
高校生までは周りの生徒とそれほど変わらない条件で生きていきますが、高校を卒業すると同時に、進学する人もいれば、就職する人も出てきます。
就職した友達に会ったら、お金を稼いでいる話や、聞き慣れない仕事の話を聞いて驚くことでしょう。
さらに同じ学校や同じ就職先だったとしても、実家から通う人と親元を離れてひとり暮らしをする人も出てきますので、更に道が増えていきます。
就職するにしても、職種の違い、大学進学にしても専攻する学部等によってライフスタイルはそれぞれ違ってきます。
全く同じ道を進む人が周りからどんどんいなくなる、つまり周りと比較しても、周りに相談しても100%満足のいく回答が得られないようになっていくことを意味します。
人間は100%納得できる回答を求める生き物です。
これまでやってきた勉強では正しい答えというものが用意されてきたことがほとんどです。
100%正しい答えを得られないと知ったらどうでしょうか?
それはまるで出口のない森をさまようようなものです。
これまでにない感覚に戸惑い、大きな不安に襲われることでしょう。
そこで必要なのがこれから紹介する「15の思考」「11の心構え」「7の知識」です。
これをきちんと自分のものにすれば、得られなかった回答を自分自身で見つけることができるようになります。
そうすれば自ずと心が強くなり、これからやってくる変化に対応できる人間になっていくと思います。
10代後半から20代後半までは、間違いから学びを得ることで成長する期間です。
つまり多少の失敗が許される期間です。
もし何かしら失敗したと感じたら、落ち込むだけではなく、思考を変える良い機会だと前向きにとらえて前に進みましょう。
15の思考
① 友人はそれぞれの道を歩んでいく
毎日一緒にいた友達がそれぞれの人生を歩んでいきます。
いつも同じように考え、行動していた友人が、あなたと異なる考えを持ち、違う行動を取るようになります。
学生時代の友人との関係は次第に希薄になり、大人になるにつれて新しい人間関係ができていきます。
また、学業や仕事、その先は家事や育児など友達付き合い以外にやらなければいけないこともどんどん増えていきます。
② 傷つくことは誰にでもある
傷つくことは誰でも怖いものです。
絶望するくらい傷つくことがあるでしょう。
人は生きていれば傷つくことから避けられないし、何歳になっても辛い思いをすることはあります。
しかし人の記憶は薄れていき、時間とともに考えも整理されていきます。
傷つくことは誰にでもありますが、辛かったことを思い出にできる、教訓にすることも誰にでもできます。
そんな「強さ」を皆さん、必ず持つことができることを覚えておいてください。
③ 人は代わりがきく
受け入れがたいかもしれませんが、家族以外で「この人の代わりはいない」という事はほとんどありません。
大好きな恋人や友人との別れは辛いものですが、必ずあなたにもっとふさわしい別の人が現れます。
④ 死は避けることができない
子供の頃、「死」を身近に感じることはなかなかありませんでした。
しかし、年をとるにつれて、誰かの「死」を経験することが増えていき、「死」はいつか訪れるものと意識するようになります。
「死」は人生で唯一確かなものなのです。
⑤ 幸運や成功は自ら手に入れる
幸運や成功は、向こうからやってくるものではなく、努力の結果、自ら掴み取るものです。
欲しいものや、望む未来があれば、手に入れられるように動きましょう。
自分から動けない人に、幸運は絶対に訪れません。
⑥ 都合のいい人になってはいけない
人に親切にすることや、人助けをすることは素晴らしいことです。
しかし都合の良いただの便利屋にならないようにしましょう。
「都合のいい人」とは、楽をしたい人に、ただ使い倒されるだけの人のことです。
一人の人として尊重されず、道具のように使われている状態です。
若いうちはこのような状態に陥っていても気づけないことがあります。
自分の人生が他人の踏み台にされることだけは許していけません。
⑦ 睡眠は大事
睡眠はとても大事で、なくてはならないものです。
徹夜して昼に仮眠をとるような無理な生活はやめましょう。
睡眠の質を追求して実践すると、多くの病やメンタルの不調から救われます。
もし上手くいかないことが続いているようなら、良い食事よりも良い睡眠を意識してみてください。
⑧ 健康は財産
不摂生な生活が将来に影響するなんて思いもしないでしょう。
しかし今の生活が確実に未来のあなたを作っています。
若いからと言って無理をすると、後々心や身体にトラブルが現れて後悔することになります。
どんなにお金持ちになったとしても、心と身体の健康はお金で買えません。
周りに流されず、若いうちから規則正しい生活を心がけましょう。
⑨ Noと言える人になろう
NOと言える人になりましょう。
やりたくないことはきちんと断り、自分のやりたいことや、やるべきことを最優先にしましょう。
ただし他人の迷惑にはならないようにしてください。
断る時は丁寧に自分の口から正直に話し、相手を傷つけたり困らせたりしないようにしましょう。
⑩ 年を重ねるとともに友達の輪は小さくなる
学生のころはたくさんの付き合いがあります。
おそらく「友人の数=人間性の良さ」と、思っている人もいるでしょう。
その付き合いはずっと続くのか?実際は、歳をとるにつれて付き合う人の数はどんどん少なくなっていきます。
これは決して悪い事ではありません。
大人になったことで人を見る目が養われ、信頼のおける友達と濃い人間関係を築けるようになってきた証拠です。
⑪ 嫌われたっていい
誰からも好かれることは無理です。
生きてきた環境が違えば考えも行動も違うのですから、自分と違う考えや行動の人を「嫌い」と思うことがあって当然です。
人当たりがいいに越したことはありませんが、出会った人全員に好かれようとか、好きになろうとしなくても大丈夫です。
嫌いな人がいてもいいし、人から嫌われたっていいのです。
⑫ 勉強で努力しなかった人は後で後悔する
小、中、高の勉強は、それほど努力しなくても、卒業できたでしょう。
でも大学や仕事は違います。
努力しないと良い未来は待っていません。
後になって後悔する人は、勉強で努力してこなかった人です。
勉強は知識を取得するというよりも、努力する習慣を身に付ける手段という面が大きいです。
仕事は無いものを作り出すことで、今まで努力してきたことが最大限に発揮され、やりがいを感じるものです。
つまり努力を怠れば「マニュアル通りに作業をするだけ」の単調な労働しか就くことができません。
仕事と労働、あなたはどちらに人生を費やしたいですか?
⑬ 人生は不都合の連続
「めでたし、めでたし」は、物語の中でしか起こりません。
世界は残酷なもので、人生は不都合の連続です。
その事実から逃げず、向き合ってください。
向き合った結果、時には受け入れることも必要になるでしょう。
その中でどうしても受け入れられないのであれば、他の方法を模索して回避するしかありません。
全員におススメしたいのは「私の人生はこの道しかない」と、視野を狭めるのではなく、人生の選択肢をいくつか持っておくということです。
⑭ 頼れる人を大事にする
あなたのそばで力になってくれる人がいるなら、それはとても貴重な存在です。
その人を大切にしましょう。
感謝の気持ちを伝えたり、あなたもその人のことを気にかけるようにして良い関係を続けていくことが大切です。
⑮ 「今日はいい日にしよう」1日のどこかで1度は呟こう
人生はとても短いものです。
望み、行動していれば、自分が心から幸せだと思うことがある日突然、目の前に転がり込んできます。
それは不思議と絶望の闇の中から突如転がり込んでくることが非常に多いです。
絶望することがあっても何か楽しめるものを持ち、柔軟でタフな思考を持ちましょう。
「泣いたっていい、今日はいい日にしよう」と、呟いてみてください。
11の心構え
次に10代後半から20代後半までに身に付けておいてほしい「11の心構え」を紹介します。
既に身についていると思われる基本的な心構えもいくつかありますが、これらを積極的にやる人とやらないで終わってしまう人では大きな差が付きます。
すぐに全てできるようにしなくても構いませんので、できることから始めていきましょう。
① 料理のレパートリーを持つ
一つでも家庭料理(おにぎり、スープ、サンドウィッチでもOK)を作れるようにしておきましょう。
いつかは親元を離れることになりますので、自分の健康のためになりますし、「誰かが喜んでくれるものを作れる=他人を幸福にできる」ことにもつながっています。
自分の働きが人に喜ばれることは非常に気持ちがいいことです。
友達を家に呼び、ディナーパーティーを開けるようになったらワンランク上の存在になれると思いませんか?
② ちゃんと洗濯できるようにする
1人暮らしを始めたら、洗濯物を毎週やってくれる存在はもういません。
洗濯のスキルは食事を作る事と同じぐらい重要です。
③ クレジットカードを作る
近い将来、クレジットカードが必要になります。
クレジットカードを一枚持っていれば、将来大きな買い物をするときに信頼を得やすいのです。
ただ残高を超えた利用や、リボ払い設定(残高のない時に後から支払うようにできる仕組みの一つ)は避けましょう。
④ 定期的に掃除をする
部屋がきれいになれば気持ちも整理されてすっきりします。
一週間の中で、掃除の日(例えば土曜日の午前中)を必ず作りましょう。
部屋は勝手に綺麗にはなりません。
⑤ 社交性を身につける
皆さんはネット環境の中でのコミュニケーションに慣れてしまっています。
でも人と面と向かって話すことは必要です。
社交性は仕事、友達作り、ネットワーク作りにも大切なものです。
⑥ 批判の受け入れ方を学ぶ
どんなことも努力をする、また成功を目指さなければなりません。
その過程の中で批判されることも出てくるでしょう。
そのようなとき正しい受け入れ方で返すことが必要となります。
もちろんイライラすることもあると思いますが、そのイライラをポジティブな方向に向けましょう。
ちなみに私は「批判される=注目されている、関心を持たれている」と、思っています。
ちょっとした思考回路の調整で人はいくらでもよい方向に持っていくことが出来ることを覚えておいてください。
⑦ 喪失感に対応できるようになる
歳を重ねると、いろいろなものに対して喪失感を覚えていきます。
理想の仕事に就けなかったり、恋人とうまくいかなかったり、親しい、最愛の人が亡くなったりします。
喪失を乗り越えるのは難しいことですが、どのようにその困難を乗り越え、先に進むかを学ぶことがとても重要なことです。
ちなみに忙しくしていると、喪失感が紛れていくと言われています。
⑧ 社会の出来事(新聞の内容)を把握する
社会の動きは自分には関係ないと思う時期もあるでしょう。
しかし今起きていることを把握しておくことは今後とても大事です。
ただ、今は様々な情報がインターネット上に乱立していますので、全てを信じ込まないことも重要です。
⑨ しっかりとお金の管理をする
自分のお財布の中身の管理がしっかりできてこそ本当の社会人です。
どうしても欲しいものがあっても、衝動買いはしないと自分に言い聞かせましょう。
自分なりのお金の使い方を見出し、それに沿っていくことが大事です。
⑩ 「一人でいること」に慣れる
今までは家族やルームメイトなど、誰かしらが近くにいたことでしょう。
年齢を重ねてくたびに、一人でいる時間は増えていきます。
気付く人はあまりいないようですが「一人でいられること」=「とても価値のあるスキル」であり、一人の時間を持つことの大切さを知るでしょう。
⑪ 最低限の知識は身に付けよう
お金の流れ、各保険の仕組み、心理学、法律、ITの知識、投資の知識は30歳までに身に付けておきましょう。
家庭科の知識、地理、歴史、公民の知識、中学3年生までの漢字の知識、中学3年レベルまでの英文法、中学3年生レベルまでの数学知識は20歳までに身に付けましょう。
7の知識
最後に、知っておくといつかためになる「7の知識」をお伝えします。
このような情報を知識として蓄えておけば、いざという時に困りません。
情報を知っているか知らないかで人生が大きく変わってきます。
1.まずは市役所(町役場)で出来る様々な手続き、申請可能な内容を知っておこう
市民課(町民課)
この課は住民票や戸籍謄本などの証明書発行を担うのみならず、不動産などの書類で使用する印鑑登録証明の請求なども請け負っています。
引っ越しの際は必ず 市民課(町民課)へ行きます。
同じ市町村に引っ越しする場合も、この課で手続きをする必要があります。
ちなみに引っ越しから14日以内に届け出ることが求められます。
婚姻届け、出生届も市民課(町民課)に提出します。
出生届を出す際は、母子健康手帳と印鑑が必要です。
国民健康保険課
会社勤めの方は会社の健康保険に加入できるのが一般的ですが、仮にその会社を退社し、次の会社に入社するまで空白期間ができた場合は国民健康保険に入る必要が出てきます。
覚えておきましょう。
介護課・福祉課
病気や怪我をしてしまった家族、また本人に介護サービスが必要になった場合、要介護認定を受けると介護保険制度を利用することが可能となります。
介護保険は自発的に申請しなければ受けられないサービスとなっているため、介護が必要となったら役所へ出向いて相談、または届出をすることが必要です。
介護保険の対象となるのは、65歳以上のすべての人と、40歳から64歳で特別に指定された病気を患う人のみが利用可能となっています。
子育て課
不妊治療や育児に関する補助金は子育て課に申請できます。
少子高齢化が叫ばれる現代において、出生数の減少は重大な社会問題となっていますが、そこで注目されたのが不妊治療です。
不妊検査や不妊治療そのものは病院で行なうものですが、実は治療に関する費用には助成金が出るのです。
窓口となるのは保健所や役所に置かれる子育て課であり、助成金を受けるには戸籍謄本や住民票、不妊治療費助成金申請書などを提出する必要があります。
生活衛生課
1.犬の場合・・・犬を飼った日から30日以内(生後90日以内の犬なら生後90日後から30日以内)に、生活衛生課や環境課のような部署で飼い犬の登録をする義務があります。
さらに「毎年1回の狂犬病予防注射を済ませた」という証明書を年1回提出することも義務であり、犬が死亡した場合は死亡届を出さなくてはなりません。
2.猫の場合・・・野良猫の病気を予防するための予防注射費用を一部負担する場合もあります。もし野良猫の問題で悩んでいるのならば市役所や区役所、または地域の動物保護団体に相談してみましょう。
また市役所(町役場)では、日常生活の困りごとも相談できます(要予約)法律や税務、不動産に関する相談は根本からその問題を解決することはできませんが、その問題に対する対処法のアドバイス、専門家に依頼すべきかを判断してくれます。
2.申請すれば貰えるお金について知っておこう
マイホーム購入で最大50万円行政から補助が出る(すまい給付金)
これは「マイホーム購入時の負担を少しでも減らすために現金を支給しよう」という制度で、住宅ローン控除の補完的な位置づけになっています。
給付にあたっては床面積や収入、第三者機関の検査などいくつか条件があり、給付額も年収額などによって異なりますが、現在、50万円が最高額として支払われます。
詳しくは、すまい給付金HP内にて確認し、読んでもよくわからない場合は問い合わせてください。
修学旅行費の全額が支給される場合もある(就学援助制度)
子どもが小学校入学を控える家庭での大きな出費といえば、ランドセルの購入などの入学準備の費用があげられますが、各自治体が行っている「就学援助制度」を利用すれば負担を減らすことができます。
収入の制限はありますが、最大で約4万円(市町村によって多少異なる)の補助金が出ます。
なお、この就学援助制度がカバーする内容は多岐にわたり、たとえば中学校の修学旅行にかかる費用も(交通費、宿泊費、記念写真代、保険料など)諸条件をクリアさえすれば自治体が負担してくれるケースもあります。
スキルアップに関するお金の支給がある(教育訓練給付金)
スキルアップを図ることは転職を目指すうえで有利に働きますが、「教育訓練給付金」を申請すれば、資格や技術の取得にかかった費用の20~50%(上限10万~40万円)が戻ってきます。
英会話やパソコン教室、ファイナンシャルプランナー、簿記の資格講座など、給付の対象となる教育訓練の種類はあらかじめ定められていますが、受給条件は雇用保険の被保険者であった期間が3年以上あるだけが条件です。
さらに初回は1年以上で給付が受けられるため、入社2年目の若手社員も利用できます。
自然災害へのサポート制度(被災ローン減免制度)
「被災ローン減免制度」は、大規模な災害で住宅や勤務先などが被災し、その結果、住宅ローンをはじめとするその他のローン(自動車、個人事業など)を返せなくなった人、またはいずれ返せなくなると予想される人が対象で、その内容はかなり手厚いものです。
関係金融機関の承諾が条件になりますが、自身の持つ貯蓄の最大500万円と公的な支援金などを手元に残したうえで、できるだけ返済をし、それでも無理な場合は免除してもらえるのです。
さらに自己破産とは違うため、これ以降も新たなローンが組める可能性が高いという利点もあります。
この被災ローン減免制度は法的制度ではなく、全国銀行協会が中心となった、紳士協定的な制度のため、法的な拘束力はありませんが、銀行側は自発的に順守しており、2018年の西日本豪雨でも多数の利用実績があります。
3.税金の支払い方法が分からない、支払いが厳しい場合の対応方法を知っておこう
税金の支払い方法が分からない、支払いが厳しい場合、税務署、もしくは市役所(町役場)の税務課に相談に行きましょう。
面談時は抱えている問題が解決すれば、税金を支払う意思があることを示してから相談をしてください。
4.経済的、精神的に苦しくなった時の相談(協力)先を知っておこう
例えば以下のような状況で相談できます
1.離職後、求職の努力を重ねたが再就職できず、自信を失ってひきこもってしまった
2.高齢で体の弱った親と二人暮らしを続けるうちに、地域から孤立してしまった
3.家族の介護のため、時間に余裕はあるが収入の低い仕事に移った
4.配偶者からの暴力を逃れて家を飛び出したが、子供が幼いために就業が難しい
5.いじめなどのために学校を中退し引きこもりを続けるうち、社会に出るのが怖くなってしまった
6.家計の管理がうまくできないために、借金の連鎖を止められない
以上の例は一例で、それ以外の困りごと相談も可能です。
相談機関は、都道府県および市の福祉担当部署や社会福祉協議会、社会福祉法人、NPOなどです。
いくつか支援内容をお話ししたいと思います。
家賃相当額の支給
離職などで住むところがなくなった人や、住む場所を失うおそれが高い人には、就職活動することを条件などに、一定期間、家賃相当額を支給します。
生活の土台となる住居を整えた上で、就職を支援します。
緊急に住まいが必要な人に衣食住を提供
住居をもたない人やネットカフェ宿泊を続けているなど、不安定な住居形態にある人に、緊急的に一定期間、宿泊場所や衣食を提供します。
その後の生活に向けて、就労支援などのサポートも行います。
社会、就労への第一歩(就労準備支援事業)
「社会に出ることに不安がある」「他人とうまくコミュニケーションできない」といった理由ですぐに職に就くことが難しい人には、6か月から1年を上限に、プログラムにそって、一般就労に向けたサポートや就労機会の提供を行います。
柔軟な働き方による就労の場の提供(就労訓練事業)
上記の「就労準備支援事業」による支援だけでは不十分と見込まれる人には、その人に合った支援付き就労の場を提供し、中・長期的な支援を通じて一般就労を可能にする就労訓練事業、いわゆる「中間的就労」もあります。
5.冠婚葬祭のマナー
冠婚葬祭にはマナーがあり、参加する場合はそのマナーに沿った身だしなみや振舞いが求められます。
急に予定が入ることも多いので、マナーブックを購入していつでも手に取れるようにしておきましょう。
1冊で全て分かる本があると便利です。
6. 悪い大人の特徴を知っておこう
残念ながら世の中には悪い大人がいるものです。
これから挙げる例のような大人に注意して、なるべく関わらないようにするのが自分の身を守ることになります。
1.人を外見だけで決めつける
2.過去の出来事をいつまでも根に持つ
3.人を軽んじる(馬鹿にする)ような発言が多い
4.心から反省することができない
5.根も葉もない噂話を広める
6.人のあら探し(短所探し)を好む
7.自己中心的で気分によって左右される
8.人の話に耳を貸さない
9.自分の非を認めない
10.人格を否定するような注意をする
11.友人や親、兄弟の悪口を言う
7.ブラック企業への対処法
入社した会社がブラック企業だったということも起こりえます。
自分が辛くなってしまう前に行動を起こしましょう。
ブラック企業の特徴
1.残業時間が非常に多い
2.サービス残業をさせられる
3.離職率が高い
4.毎年大量の新入社員を採用している・常時採用活動を行っている
5.精神論がまかり通っている
6.辞めさせてくれない
7.パワハラ,モラハラが横行している
8.達成困難なノルマを課される
9.就業規則,賃金規程等のルールが整備されていない
10.深夜でもオフィスの照明がついている
ブラック企業を見抜くテクニック
・企業ホームページをみる
・転職サイト、5ちゃんねる、口コミサイトを利用する
誤ってブラック企業に入社してしまった場合の対処法
・できるだけ早く辞める(3ヶ月以内なら履歴書に書く必要なし)
・残業代を請求する(労働局に相談する)※労働時間をメモしておく
以上が「大人になっていく皆さんに伝えたいこと」となります。
もし内容に共感できる部分が多かったら、友人にもこの記事を紹介してもらえたらと思います。