社会人が悩んでいることトップ１０に答える

今回は「社会人が悩んでいることトップ１０に答える」という記事をご紹介します。

【第10位】責任に耐えられない

仕事の責任に耐えられなくなったら、次の3つのことを実践してみましょう。

1つ目は「自分の行動を客観視すること」です。そのために、違和感に感じること・その時に感じたこと・どんな行動をとったか・それらを振り返って気づいたことを書き出してみましょう。すると仕事と自分を切り離して考えることができ、能動的に次に向かうべきものを見つけるヒントになると思います。

2つ目は「人に相談すること」です。責任感が強い時ほど、誰にも頼ってはいけないと思いがちです。しかし、弱みを見せあうことで関係性は深まります。お互いの弱みを知ってサポートし合えば、これまでよりも仕事がしやすくなるでしょう。

3つ目は「オンとオフの切り替えをつけること」です。責任を感じすぎる時は、息抜きの時間を作りましょう。何も考えない時間で余裕を作ることで、違った目線から今の仕事と自分を見つめ直すことができ、解決策が見つかるかもしれません。これらの3つのことを実践し、自分の力を発揮できる適切な責任感のバランスを掴んでいきましょう。

【第9位】給料が低くてつらい

生活していくためにはお金が必要です。現在の給料が少ないと悩んでいるあなたに、その対処法をお伝えします。最も手っ取り早い方法は、昇給交渉をすることです。少ない給料に不満を感じる人はたくさんいますが、給料を上げてくれるようにお願いする人は非常に少ないです。なので、上司や人事に一度交渉してみてはいかがでしょうか？すぐに給料アップとはいかなくても、次回の人事考課に何らかの効果があるかもしれません。

また、成果を出して高いポジションにつくとアピールになります。簡単な方法ではありませんが、これは最も堅実な方法です。それでも満足のいく収入が得られない場合、副業を始めるのも一つの手です。近年インターネットがあれば始められる副業が増え、副業を始めるハードルは以前より下がってきています。会社員の副業にはどのようなものがあるかを一度確認してみてはいかがでしょうか。なお、会社によっては副業禁止の場合があるのでその点は注意しましょう。

【第8位】仕事が覚えられない

仕事が覚えられないと悩んだ時には、次の4つのことを実践しましょう。

1つ目は「わからなければすぐに質問をする」です。仕事が覚えられない人の特徴として、疑問に思ったことをすぐに質問せず、自分の思い込みで進めてしまうことがあります。人に方法を尋ねた方が早く済むことも多いため、積極的に質問して手を動かしながら覚えていきましょう。

2つ目は「メモを取って復習する」です。メモをとるだけでなく、定期的に振り返って復習することが大切です。

3つ目は「仕事を覚えている人にコツを聞く」です。自分の中では効率的に作業をこなしていると思っていても、もっとよい方法があるかもしれません。他の人のやり方や考え方も取り入れ、仕事を覚えられる方法を見つけていきましょう。

4つ目は「アウトプットを行う」です。覚えるだけでは意味がなく、大切なのは覚えたことをどう活かしていくかです。よって業務内容をただ覚えようとするのではなく、アウトプットによって繰り返すことを重要視しましょう。

【第7位】独立したいと思っている（どう行動するべきか？）

「今の会社から独立したい」とお考えのあなたに、独立する前にするべき準備を4つお伝えします。

1つ目は「なぜ独立したいのかを考え、自己分析をすること」です。自己分析を行うことで自分の強みが再確認でき、どのようなビジネスができるかが思い浮かんでくると思います。

2つ目は「綿密な事業計画を立てること」です。ビジネスの方向性が決まったら、独立前に綿密な事業計画を準備します。この事前準備の完成度に、起業の成功が左右されます。

3つ目は「収入と支出の考え方を身につけること」です。サラリーマン時代と独立後では、お金の使い方に対する考え方が大きく変わります。そのことを理解し、経営者としての金銭感覚を身につけておくことがスムーズな独立のカギとなります。

4つ目は「家族からの理解と協力を得ること」です。安心して生活していくために、どのくらい稼げてどのくらいの生活水準になるかをしっかり家族に話し、安心して応援してもらえる環境を作りましょう。

【第6位】仕事量が多くて潰れそう

仕事量が多くて潰れそう…とお悩みのあなたに、その対処法を4つお伝えします。

1つ目は「タスクを明確化すること」です。大量の仕事をさばく上で重要なことは、まず必要なタスクを完全に把握することです。

2つ目は「他の人を頼ること」です。無理な仕事量を全て自分でさばこうとすると、身体を壊してしまいます。なのでタスクを明確化させたら、積極的に他の人を頼りながら仕事を片付けていきましょう。

3つ目は「優先順位を見極めること」です。自分の手元に残ったタスクに内容の優先順位を付けます。絶対に外せない重要なタスクには全力を注ぎ、残りの重要度が低いタスクには手をつけないでおきましょう。

4つ目は「安易に仕事を引き受けないこと」です。できるか分からない仕事を無責任に引き受けると、後で後悔してしまいます。よって、できないことはできないとはっきり断りましょう。もし断ることが難しい場合は、状況を説明した上で期日の交渉をしましょう。

【第5位】休みが少ない、有給が取りにくい

「仕事の休日が少ない」「有給休暇が取りにくい」とお悩みのあなたに、その対処法をお伝えします。労働基準法では、休日の最低ラインは週に1日か4週間のうち4日以上と定められています。つまり1日8時間労働をした場合、必要とされる最低年間休日数は約108日です。なのでこれを下回る休日数の場合、労働基準監督署に報告することができます。休日が少なすぎると感じた場合は、自身の健康を第一に身体を壊す前に必ず相談しましょう。

また有給休暇をどのように利用するかは、労働者の自由です。したがって、会社が利用目的によって有給休暇の付与を認めないのは違法となります。よって有給休暇取得の申請は、自分の権利を正当に主張することなので、堂々と申請しましょう。また年次有給休暇は、自分が休みを希望する日を決めて会社に通知すれば、使用者の承認がなくても成立します。疲れている時やリフレッシュのために身体を休めることは大切です。なので職場に気兼ねせず、休みが取れずに悩んだ場合は相談しましょう。

【第4位】上司や先輩にいつも叱られる

上司や先輩にいつも叱られて悩んでいるあなたに、叱られた後にすると良い行動や叱られないためにできることについてお伝えします。上司や先輩はあなたを叱った後、「次もまた同じ失敗しないかな…」「今すぐ改善に向けて動いてほしいな…」という不安や期待を持っています。そこで、叱られた時は“今日中に改善できること“を考えてみましょう。例えば何かの確認漏れがあって叱られたとしたら、その後は上司や先輩の気持ちをくみとり、「再発の防止策を考えますので、今日中に一度ご報告させていただけませんか？」などと伝えてみてはどうでしょうか。そうすることで上司や先輩は、今日中に再発の防止策を知ることができてひとまずほっとすると思います。

また慌てている時や、時間にゆとりがあり過ぎる時に人はミスを起こしやすくなります。そこで慌てていると感じた時は、一旦深呼吸をして今すべきことを落ち着いて考えましょう。また時間に余裕があり過ぎる時も、実はすっかり忘れてしまっていることがないかを思い起こしましょう。そうすることで事前にミスを減らすことができると思います。

【第3位】残業がつらい（残業が及ぼす影響）

残業をしすぎると私生活の時間が奪われ、睡眠・食事・家事などに費やす時間が減少してしまいます。また日々の生活リズムがバラバラになり、心身ともに悪影響を及ぼす可能性があります。そこで残業が辛いとお悩みのあなたは、次の3つのことを行ってみましょう。

1つ目は「業務フローを見直すこと」です。作業を改善して業務時間を短縮できれば、残業時間を少なくできる可能性が高まります。

2つ目は「本当に必要な残業なのかを考えること」です。周りに合わせて残業をする必要はありません。きついと感じた場合は、周りの目を気にせずに仕事を切り上げて帰宅しましょう。

3つ目は「配置転換を希望すること」です。現在の労働行政では、過労死ラインは月に80時間と言われています。上の2つを実践しても状況が変わらない場合は、転職も選択肢の一つとして考えましょう。無理をして身体を壊す前に、転職のプロである転職エージェントに相談することをおすすめします。これらの3つを実践し、残業の悩みを解決しましょう。

【第2位】仕事にやりがいがない

仕事にやりがいがないと悩んでいるあなたに、対処法を5つお伝えします。

1つ目は「仕事で工夫できるところがないか考えてみる」です。何気なく行っている作業でも、その中で工夫できる部分があるかもしれません。

2つ目は「ゲーム感覚で仕事すること」です。ゲームのステージを一つ一つクリアしていく感覚で、目の前の作業を一つずつ片付けてみてはどうでしょうか。

3つ目は「仕事が終わった後のご褒美を用意しておくこと」です。人は後に楽しみがあれば、それをモチベーションに頑張ることができるものです。仕事が終わった後に食べるデザートを用意するなど、自分へのご褒美を作ってみましょう。

4つ目は「休みの日に趣味や好きなことに熱中すること」です。もしかしたらあなたは、休みの日も仕事のことを考えてしまい、心が十分に休まっていないのかもしれません。休みの日は仕事のことを忘れて、思いっきり好きなことを楽しんでみてください。

5つ目は「信頼できる人に話を聞いてもらう」です。1人で煮詰まった思いを相手に聞いてもらうことで、心が軽くなることがあります。これらの5つのことを行ってみましょう。

【第1位】会社を辞めたい

会社を辞めたいと思った時には、次の3つのことを心がけてみましょう。

1つ目は「1人で悩まないこと」です。それは、ひとりの人間がもてる視点には限りがあるからです。他人に相談することで、自分では気づかなかった視点に気付けることがたくさんあります。

2つ目は「悩みの理由を具体化すること」です。人は悩めば悩むほど視界が狭くなり、自分を客観視できなくなります。そこで、マインドマップなどを用いて自分が何に悩んでいるのかを書き出して見ましょう。このように、悩みを“見える化“することで悩んでいる理由を整理でき、どう行動すべきかが見えてきます。

3つ目は「何かしらの行動に移すこと」です。多くの人は、変化する勇気をもてずに現状維持にとどまってしまいます。それらの行動には、現状維持バイアスの心理が関わっていることが多いです。“今自分が行動できないのは、自分の脳が怖がっているからだ“と理解しておくだけでも、今までよりも勇気を出して一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

▼今回の内容は動画でも紹介しています▼

ランク外でしたが、このような悩みもありました。

【ランク外】通勤が苦痛で仕方がない

毎日の通勤が苦痛…とお悩みのあなたに、通勤によるストレスを減らす方法をお伝えします。まず電車通勤の場合、満員電車を避けるために少し早い時間に家を出てみましょう。1本早い電車に乗るだけで、混み具合が全く違うことがあります。また、乗換駅やターミナル駅の構造を理解することも有効です。よく乗り降りしたり駅や乗り換えをしたりする駅の構造を考えて、人がたくさん乗ってくる可能性のある場所は避けましょう。また、拠点駅のホーム階段から離れた車両を狙って乗るという工夫もできます。

加えてバス通勤の場合にも実践できるのが、騒音対策に役立つノイズキャンセリングヘッドフォンを利用することです。ストレス軽減アイテムとして実用性があるため、小型のイヤフォンタイプをチェックしてみてはいかがでしょうか。なお通勤距離が短い場合は、定期的に歩きや自転車での通勤も試みましょう。車通勤の場合は、早めに家を出て通勤ラッシュの渋滞を避ける・移動時間に合わせて音楽を聴きながら運転するなどの対策ができるでしょう。

【ランク外】会社の今後が不安で仕方がない

会社の今後が不安だと悩んでいるあなたに、今からできる対策を3つお伝えします。

1つ目は「転職可能なスキルをつけること」です。この会社を辞めたら次はない…と思いながら働く毎日は、不安を増幅させてしまいます。そこで、転職エージェントに相談したり必要スキルを身に着けたりして、いつでも転職できる自分を作りましょう。

2つ目は「資産運用を始めること」です。給料以外の収入源を確保するための手段として、資産運用が挙げられます。どの投資にどのくらいのリスクがあるのか知る・自分自身がとれるリスクのレベルを理解する・いきなり大金を投資しないなどの最低限のリスク管理を行って、まずは情報収集から始めてみましょう。

3つ目は「家計支出の削減をはかること」です。会社に何かあって給料が減ってしまった時、支出が多いか少ないかによって状況は大きく変わります。また、リストラや倒産によって新しい仕事を探さなくてはいけない時でも、稼がなければならない給料の額によって転職の難易度が変わってきます。ぜひ家計の見直しを進めてみてください。